日野牛こそが近江牛と噂を聞き、日野までステーキを食べに行き町をぶらり。
「萬病感應丸」の大きな看板が掲げられている日野まちかど感応館という古い建物に入りました。
そこは旧正野薬店内には、日野町の薬業の資料展示、喫茶コーナー・観光協会事務所があり、
日野町の観光案内や町並みの散策のご休憩スポットとなっていました
ショウケースには現在も販売されているお薬が展示してありました。
(ドラックストアにもお勤めのMさんが「これ、店で売ってる!」と声を上げてました)
建物の奥に進むと江戸時代の正野薬店が再現されていました。
創始者の正野法眼玄三が日野椀に代わってつくりだした薬。
それが萬病感応丸です。
丸薬といっても一円玉くらいの大きさです。
現在も桐の箱に入って2万円で売られているそうです。
まちかど感応館には、「三方よし(さんぽうよし)」の、のぼりが掲げられていて、
「三方よし」とは、商取引において、売り手と買い手の当事者だけでなく、
その取引が社会全体の幸福につながるものでなければならないという意味です。
「売り手よし」、「買い手よし」、「世間よし」という精神は、
近江商人の経営理念に由来すると言われています。